「就職活動　やめたい」と検索したあなたへ。

2023年5月30日 07:30

就職活動をやめたいと思ったら―自己成長と方向転換の選択肢

　就職活動は多くの若者にとって重要な人生の節目ですが、時には途中で軌道修正を考えることもあります。
　今回は、就職活動をやめたいと思う心理と、その場合に取るべき行動について考えてみます。

なぜ「就活をやめたい」と思ってしまうのか？

1．企業の選考基準に合わないために落ち続けているから

　就活は競争が激しく、合格率の低い企業や団体には多くの志願者が集まります。自身の努力や経験にもかかわらず、選考段階で何度も落とされることは挫折感や自信喪失を招きます。
特にスポーツで培った努力や成果に対して、選考での評価が伴わないと、自身の価値を見失いがちです。また、落ち続けることで時間や精神的なエネルギーも消耗し、やる気やモチベーションの低下につながります。選考に落ち続ける状況では、就活をやめたくなる気持ちも生じるでしょう。
　しかしここで大切なのは、挫折を乗り越える強さを持ち、自己成長につなげることです。企業は、「優秀か」ではなく、自社に合うかどうかを基準に判断しています。自分に合った、評価してもらえる企業が他にたくさんあると考え、切り替えていくことが大切です。

2．面接が苦手だから

　面接は自分自身をアピールする場であり、合否を決める重要な要素ですが、多くの人にとって緊張やプレッシャーがつきものです。
スポーツの試合と同様に、面接も一瞬のパフォーマンスで結果が左右されるため、十分な準備と自信が求められます。過去の成績や経験だけでなく、自己PRや質問に対する回答なども重要なポイントです。文章が苦手な人にとって、自分の思いやアピールを言葉にすることは難しい課題です。そのため、面接が怖いと感じ、就活をやめたくなるのです。
　面接での失敗や緊張は自然なことです。練習や模擬面接を通じて場慣れをしましょう。恐怖心は意識で変えられますので、面接の恐怖心への対処法を学ぶこともおすすめです。

3．自分のやりたいことがわからないから

　スポーツに全力を注いできた学生は、自身の才能や情熱を活かせる職業を見つけることを重視します。しかし、就活では多くの選択肢の中から自分に合った道を見つけることが難しい場合があります。興味や関心のある分野を探し求める過程で、自分自身の将来像やキャリア目標に対する不安や迷いが生じることもあります。自分のやりたいことが見つからない状況では、就活へのモチベーションが低下し、やめたくなる気持ちも湧いてくるでしょう。
　しかし、選考が進む中でやりたいことが明確になる場合もあります。また、入社後の仕事に真剣に取り組むことが重要であり、やりたいことが明確でなくても悩む必要はありません。

4．周りの友人が内定を持っているから

　就活期間は同じ大学や同じ部活の仲間たちが内定を獲得する姿を目にする機会が増えます。周囲の人の成功に比べて自分が内定を得られない場合、自己評価や自信に影響が出ることがあります。競争の激しい就職市場での内定獲得は難しく、自分と他の人との比較によってやる気や意欲が減退することも少なくありません。
　しかし、自分のペースやタイミングで進めることが重要です。他人と比べるのではなく、自身の成長や努力に注目し、自信を持って前進することが必要です。内定獲得は人それぞれのタイミングで訪れるものであり、焦らずに自分の努力を信じ続けましょう。
　周りの人と比較する心理は競争心や焦りから生まれるものです。自分がやりたいことや将来について考え、自身の道に集中しましょう。
就活はスピード競争ではありません。

5．部活との両立が難しいから

　スポーツに全力で取り組んできた大学生やアスリートにとって、就活をやめたくなる理由の一つは、部活との両立の難しさです。部活動は多くの時間と労力を要し、練習や試合などの活動に多くの時間を費やすことが一般的です。一方、就職活動では、就活サイト・採用ページへの登録、自己分析や業界研究、ES提出、メールチェックなどなど普段慣れないタスクが生じます。
　スケジュール管理が得意でない人や、無理をしがちな人は、新たな活動に慣れるまでに時間がかかります。また、選考が始まると、企業研究や面接・GD対策などますます忙しくなります。
　両方の活動を並行して行うことは、時間管理と体力、精神面で非常に難しい課題です。過密なスケジュールと疲労感が積み重なり、就活生は負担を感じてしまうことで、就活をやめたくなるのです。

就活をやめたいと思ったらやるべきこと

1．自己評価を再確認する

　まず、就職活動をやめたいと思ったら、自己評価を再確認しましょう。自分の強みや興味、目標に合った方向性を見つけることが重要です。これには自己分析や将来のビジョンを考える時間を取ることが必要です。

2．目標の見直しと新たな道の探求

　就職活動をやめる場合、新たな目標や道を見つけることが必要です。自身の興味や情熱がある分野や業界に関心を持ち、そこでのキャリアを追求する可能性を考えましょう。関連する職業や業界の情報収集を行い、将来の展望を描くことが重要です。

3．色々な人の意見を聞く

　就活で行きづまったときは、一人で悩まず様々な人にアドバイスを求めることが大切です。身近なところでは、気の許せる友人や部活の先輩、家族などが良いでしょう。また、OB/OG訪問ができるサービスなどを利用し、相談することで視野を広げることができます。
　また、キャリアアドバイザーに相談することも一つの選択肢です。就活の相談は今後の人生に関わる問題であるため、友人に相談することに抵抗を感じる方もいると思います。また、家族からの助言が反対にプレッシャーになってしまうことも。そのため、どうしても”個人プレー”になる傾向があります。
　就職活動をやめる場合でも、アドバイザーやキャリアカウンセラーとの対話を積極的に行いましょう。キャリアアドバイザーは豊富な経験と知識を持っており、新たなキャリア選択や転機を乗り越えるためのサポートをしてくれます。

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4．新たなスキルの習得と学びの場の探求

　方向転換する場合、新たなスキルの習得が必要になることがあります。自分の適性や興味に合わせたスキルを身につけるために、オンラインの講座やワークショップ、実務経験を積むためのボランティア活動などの学びの場を探しましょう。

5．ネットワーキングの活用と情報収集

　新たな道に進むためには、広い人脈や情報収集の能力が必要です。LinkedInや業界のイベントなどを活用し、関連する人々とのつながりを作りましょう。情報を収集することで、新たなキャリアの選択肢や仕事のリアルな姿を知ることができます。

6．自分の幸せを優先する勇気と自信

　就職活動をやめることは大きな決断ですが、自分の幸せや充実感を追求するためには必要な選択です。自分自身への自信を持ち、自分の人生を切り開くための勇気を持ちましょう。

おわりに

　最後までお読みいただきありがとうございます！
　「就活　やめたい」と検索したあなたの支えに少しでもなっていれば嬉しいです！就職活動をやめたいと思った場合、自己評価の再確認や目標の見直し、新たな道の探求が重要です。自身の幸せを追求する勇気と自信を持って新たな人生の一歩を踏み出しましょう。経験と学びを糧に、未来への道を切り拓くことができるはずです。
　また、一人で悩まずキャリアアドバイザーに相談することも一つの選択肢です。
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