見出し画像

【3分で読める】”デュアルキャリア”

 突然ですが、みなさんは”デュアルキャリア”という言葉をご存知でしょうか?
”デュアル(dual)”には、
「2つの,二重の,二元的な」という意味があり、
”キャリア(career)”は、
「職業、経歴」という意味です。
つまり、2つの経歴を並行して積んでいくことを”デュアルキャリア”と呼びます。
 今回は、近年注目が高まっているアスリートデュアルキャリアについて、お伝えします。現役アスリートの方やプロ選手を目指す体育会学生が、デュアルキャリアを新しい選択肢の一つにしていただければ嬉しいです。



アスリートのデュアルキャリアが注目されるようになった背景


 Jリーガーの平均引退年齢をご存じでしょうか?

40歳で現役引退を発表し、引退試合に多くの人が集まる映像を見たことがある人も多くいらっしゃると思います。

ただ、実はそんな華々しい経歴の方はほんの一握りで、平均引退年齢は26歳ということが事実です。

その後に選手を待ち受けるのは、セカンドキャリアの問題。。。

弊社代表の星野も元々プロサッカー選手であったため、同じような壁にぶつかりました。

そんな課題を解決するために生まれたのがデュアルキャリアという考え方になります!

競技を続けながらも、ビジネス経験を積むことで引退した後のセカンドキャリア問題の解決に繋がります。
また、そうすることで、金銭面や将来に対する不安を払拭して競技に取り組むことができるようになると考えています!

もちろん、2足の草鞋を履くことになるので大変なことも多いですが、それでも挑戦してみる価値があると思いますし、下記に上げるように近年では世界的に有名な選手もデュアルキャリアに取り組んでいます。

そのような意味で、デュアルキャリアとは、

競技人生を「本当の限界までやり抜く」ための働き方

と考えられます。

アスリートのデュアルキャリア例


改めて、デュアルキャリアとは、
「アスリートとしてのキャリア」「社会人としてのキャリア」
この2つのキャリアを並行して取り組む状態のことです。

 これらは世界で活躍するトップアスリートたちの中ではスタンダードな働き方です。
 例えば、Jリーグ・ヴィッセル神戸で活躍する元スペイン代表、イニエスタ選手ワイナリー経営を行っています。
 日本では、本田圭佑選手がサッカー選手、指導者として活動する傍ら、
音声通話サービス「Now Voice」をリリースする、ビジネスファンド「WEIN挑戦者FUND」を設立するなど実業家としても活躍しています。


アスリートが抱える課題

⑴金銭的な不安


 アスリートという職業は華やかなイメージがありますが、アスリートとして得られるお金のみで生計を立てることが出来るのは、ほんの一握りという厳しい世界です。アルバイトをしながら競技を続ける選手も少なくありません。マイナビアスリートキャリアがアスリートを対象に実施した「お金の実態調査」では、約9割がお金に対する不安を抱えていることが分かっています。

・アスリートの87%が少なからずお金に対する不安を抱えている。
・「お金の不安が理由で引退を考えたことがある」と回答したアスリートは3人に1人以上。
・お金の不安1位は「競技生活を満足に送るためのお金があるか」で、アスリート特有の不安を抱えている。

「お金の実態調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000733.000008962.html

 また、プロ選手として活躍していても、年齢による体力の低下や怪我など、キャリアのリスクは尽きません。そのため、引退後のキャリア(=セカンドキャリア)について早い段階から考える必要があります。

⑵時間管理


 スポーツ選手は競技活動が最優先であるため、競技活動と仕事の両立による時間管理が重要となります。スケジュール調整や仕事量の調整が必要であり、忙しい期間には休日出勤や残業が必要になる場合があります。そのため、競技活動のスケジュールや状況に合わせて柔軟に対応できる柔軟性が必要です。

⑶体調管理


 競技活動における怪我や疲労などの問題が仕事に影響することがあります。スポーツ選手は競技活動において怪我を負ったり、疲れがたまったりすることがあり、それが仕事に影響を与える可能性があります。そのため、十分な体調管理が必要であり、怪我や疲れについては適切な対処が必要となります。

⑷セカンドキャリアに向けたスキルアップ


 スポーツ選手としてのキャリアが終わった後も、社会人としてのキャリアを築くための準備が必要です。スポーツ選手は引退後、スポーツに関する知識や経験を生かした仕事を求める場合が多く、そのためには仕事やキャリアに関する知識を身につける必要があります。例えば、専門的な資格取得やインターンシップ、仕事をするためのスキルアップが必要となります。

アスリートがデュアルキャリアを選ぶメリット


 このような課題に対して、アスリートはデュアルキャリアを選択することで、以下のようなメリットを得ることが出来ます。

⑴経済的安定:

 デュアルキャリアに理解のある企業のもと、正規雇用として働くことで、アルバイトと比べてより良い福利厚生を得られる可能性があります。企業によっては練習や試合といった競技に関するイベントを優先させてもらえるケースもあります。また、スポーツ選手としての現役生活が終わった後も、その職業で収入を得ることができるため、経済的な安定が確保されます。

⑵スキルアップ:

 競技以外の分野でのキャリアを追求することで、新たなスキルを磨くことができます。スポーツ以外の分野でも活躍することで、自己成長や自己実現が促進されます。

⑶人脈の拡大:

 競技以外の分野でも活躍することで、様々な人々との人脈を広げることができます。これは、将来の就職やビジネスチャンスにつながる可能性があります。

⑷プレッシャーの緩和:

 競技以外の分野での活躍があるため、現役時代のプレッシャーから解放されることができます。これにより、メンタル面の安定やストレス軽減につながることがあります。

⑸時間管理の向上:

  競技と並行して別のキャリアを追求することで、時間管理能力が向上することがあります。これは、将来的に社会人として働く上で必要となるスキルの一つです。

デュアルキャリアを実現するアスリート

 
 Maenomeryでは、デュアルキャリアを実現する社員が在籍しています。
「競技と仕事のバランスは?」
「デュアルキャリアで苦労することはある?」
など、リアルな声をまとめております。関心のある方はこちらも併せてご覧ください。

サッカー×セールス
・ファジアーノ岡山→いわきFC→VONDS市原 5年間プロサッカー選手として活躍。
・怪我により、プレーの継続が困難に。現在は、東京23FCにチャンスをいただき、現在復帰に向けMaenomeryで働きながらリハビリ中。
・Jリーガーへの復帰を目指す。


サッカー×セールス
・日本体育大学では1、2年の時はIリーグ(インディペンデンスリーグ)に所属しており、3年で関東リーグに初出場。
・前職は、スーパーの配送
・現在は、SHIBUA CITY FCに所属。


セパタクロー×マーケティング
・大学からセパタクローを始め、就職後も競技を継続
・競技に力を入れたいとの思いで、Maenomeryに転職
・日本代表強化指定選手に選出


サッカー×幼稚園教諭
・江戸川大学でサッカー部に所属
 千葉県1部リーグで活躍
・大学卒業後、JFLの高知ユナイテッドでプレー
・現在は東京23FCに所属 


セパタクロー×不動産業界
・小学生から高校生までサッカー部に所属(他にも水泳や陸上経験も)
・日本体育大学でセパタクローに出会い、2年生のときに日本代表に選出
・新卒1年目(23卒)で仕事と両立しながら活動を続ける
・現在は、A.S.WAKABAに所属


ドイツでサッカー留学×人材業界
・中学時代、シーガル広島に所属
・中学2年次に中国地区代表に選抜
・中学3年次に日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯に出場
・高校時代、ファジアーノ岡山のユースチームでプレー
・びわこ成蹊スポーツ大学
・大学1年次にトップチームで活躍、関西選手権で優勝
                総理大臣杯に出場
・大学4年次にキャプテンを勤め、総理大臣杯にてベスト4
・留学後、シュポルトフロインデ・アイスバッハタールに所属
現在、移籍を検討中。


最後に

 最後までお読みいただきありがとうございます!
 デュアルキャリアについて少しでも理解を深めて頂けたら嬉しいです。
 株式会社Maenomeryでは「好きなスポーツを最前線で続ける」ためのデュアルキャリアを重要視し、アスリートのための教育サービス「HEY!」を運営しています。詳しくは、こちらをご覧ください!



お問い合わせ

>>>NEW!
この度、Maenomeryの公式LINEを開設しました!
こちらからもお気軽にお問い合わせいただけます。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!