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AC長野パルセイロで活躍した元女子サッカー選手がセカンドキャリアで実現したいこと。

 今回は、AC長野パルセイロで女子サッカー選手として活躍し、引退後、2023年8月に株式会社Maenomeryへ中途採用で入社した肘付 萌さんに話をお伺いしました。

 今年(2023年)の6月まで選手生活を送っており、Maenomery社員で初の元女子プロサッカー選手になります!
 肘付さんは大学生時代に就活を経験し、現役中もセカンドキャリアについて考えながらプレーしていたそうです。

実は、大学生の頃からMaenomeryで働きたいと思っていたとか?
Maenomeryに対する熱い思いを語ってくださいました!


インタビュイーPROFILE

肝付 萌(きもつき もえ) 神奈川県出身

<経歴>
FC瀬ヶ崎→横須賀シーガルズJOY→横須賀シーガルズFC→藤枝順心高校→山梨学院大学
・小学2年生でサッカーを始める。
・2015年全日本高等学校女子サッカー選手権大会にて、2得点1アシストを決め、9年ぶり2度目の全国優勝に貢献。
・WEリーグ所属 AC長野パルセイロでプレー。
・3シーズンで引退し、2023年8月株式会社Maenomeryに入社。

――――― はじめに、肝付さんの”スポーツ歴”を教えてください。

肝付:小学校2年生から家の近くの少年団でサッカーを始めました。

3個上の兄が友達に誘われて少年団でサッカーを始めたとき、お父さんがコーチ、お母さんがお当番だったので自分も試合に自然とついて行くようになり、自分もサッカーを始めました。

中学からは横須賀の女子サッカーチームに入り、高校は静岡県の藤枝順心高校に進学しました。
高校では、1年生の時は全国2位、2年生は全国で3位、最終学年の3年生で全国優勝をすることができました!

その後、山梨学院大学に進学してサッカーを続けていましたが、サッカーをやめて働こうと思い、就職活動にも取り組んでいました。
そのとき、AC長野パルセイロから声かけていただき、入団を決めました。
3シーズンプロ選手としてプレーし、引退したタイミングでセカンドキャリアとして株式会社Maenomeryに入社しました。


2部リーグで闘い続けた肝付さんがプロサッカー選手になるまで

――――― 体育会学生の多くが卒業後、プロアスリートとしてのキャリアを目指して部活動に取り組んでいると思います。肝付さんはどのような大学時代を過ごされましたか?

肝付:大学生の時は本当に無名の選手でした。
 プロに行く選手となると1部リーグでプレーをしていたり、代表経験があったりと、実績のある選手が多いのですが、私の場合は2部リーグで輝かしい経歴もなく、 コンスタントに試合に出始めたのも3年生からでした。

 高校時代に全国優勝を経験したものの、その後の大学サッカー人生はそこまで光を浴びることなく4年間過ごしていた印象です。

――――― そのような中、日本女子サッカーのトップリーグである「WEリーグ」に所属するAC長野パルセイロから声をかけていただいたきっかけはなんだったのでしょうか?

大学時代の肝付さん:背番号15

肝付:夏にあった皇后杯の関東予選にたまたま長野の強化部の方が見に来てくれていて、その時声をかけて頂きました。


サッカー以外の関係性も築くことを大切に。


――――― AC長野パルセイロではどのようなことを目標に、競技に取り組まれていましたか?

肝付:長野に入団して1年目は、自分が試合に出ることにフォーカスして、そこだけの結果を求めていました。
2年目、3年目となって自分がチームの中心になって動いたりとか、3年目となる最後の年は、大学時代の恩師の方が監督だったので他の選手と監督をつなぐ役割を意識していました。
サッカー以外の関係性を築くところも、プロ生活の中で意識していたところです。

――――― プロサッカー選手時代、セカンドキャリアのことは考えていましたか?

肝付:学生時代、自身のことを未熟に感じ、4年生になった時に、「このままではまずい」と思って就職活動に取り組んだことがありました。

その経験から、卒業後3年間(プロサッカー選手として)長野に行っている間も、ビジネスの世界で働いて活躍したいとずっと思っていました。

AC長野パルセイロ引退時の肝付さん


セカンドキャリアでも輝くために


――――― 大学時代の就職活動、セカンドキャリアに向けた就職活動ではそれぞれどのような業界に関心を持っていましたか?

肝付:大学4年生の時は人材や不動産業界を志望していました。どちらかといえば、不動産をやりたいという気持ちの方が大きかったです。

 今年の6月に引退し、7月はセカンドキャリアに向けて就職活動をしていたのですが、そのときも人材と不動産業界というのは変わらなかったです。

 違うところと言えば、学生の時は不動産業界のなかでも、投資用不動産を見ていましたが、セカンドキャリアの際は中古のリノベーションの会社や仲介会社などを見ていました。

希望職種は「営業」で、5社ほど選考を受けました。

――――― Maenomeryとの出会いを教えてください!

肝付:うーん…たしか大学の挨拶周りだったと思います。
実は、アスチャレにも参加していました笑

 大学時代、就活していた時に不動産業界の方を強く志望していたものの、Maenomeryも志望していました!
 当時は、オフィスが五反田ではなく目黒にあり、創業当初でまだ新卒採用の枠も少なく、「行きたかったけど…」という思いがありました。
そして、4年越しに入社させていただきました!

――――― Maenomeryの第一印象はどのようなものでしたか?

肝付:印象はもうめちゃくちゃ残ってますね。
なんかこう、外見のインパクトが強いなって…笑
皆さんキラキラしていて、本当に社会人?!って思ったことを覚えています。
イベントに参加させていただいた時も、楽しそうに仕事をされている姿を見て、全然知らない人にもかかわらず、社会人ってかっこいいなって思ったのは初めてでした。

――――― 当初は、不動産業界を中心に見られていた中で、人材事業を行うMaenomeryを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

肝付:
自分の理想像として、

「誰かに頼られたいとか、自分ががんばっている姿を見て、かっこいいなって思ってもらえて、その人にいい影響を提供できる存在になりたい」

というものがあり、それはサッカーでも仕事であっても一緒だと思っています。見てる人たちに元気とか勇気を届けていきたいと思いますし、小さい子には夢を与えたいと思うので、Maenomeryの「Mission・Vision・Value」がぴったりはまりました。
そこは就活の面接とかで話すときも、 その誰かにいい影響を提供できる人になれる環境を求めていました。

というのも、私がセカンドキャリアに悩み、引退の時期を考えている一方で、もう1年チームと契約を更新する選手もいるのがプロの世界でした。

スポーツの世界は、いつかやめなきゃいけない日が絶対に来るところです。
せっかくプロになって、自分がずっと極めてきたもので活躍したのに、セカンドキャリアで一気に輝けなくなってしまうのってもったいないなと思って。

そのような環境を自分が変えていけたらいいなと思いますし、反対にそうならないように、競技続ける子たちの背中を押しながらも、学生のうちから自分の先のキャリアとも向き合ってもらう時間も作ってもらいたいなと思い、 今は学生に自分の体験を伝えています。

――――― Maenomeryの選考で印象に残っていることはありますか?

肝付:2つあります。
1つ目は、ササさん(渡辺)に面接してもらった時に、「量とスピード」の話をしていただいたことです。

結果を出すために、量を追うことはすごく大事で、 その中で失敗も出てくる分、その失敗を改善して次に活かすためのスピードも大事というのは、本当にその通りだなと思いました。

2つ目はヒロさん(取締役兼COO 山本)との最後の面接の時に、
信用と信頼の違いって何?」って質問されたときのことです。
「周りに信頼される人になりたいです」って話をした時に、
え?じゃあ信用と信頼ってどう違うの?と聞かれ、
これは考えたことなかったなって思って。
最後の面接、絶対受かりたいし、ただパニックでした笑

 パニックだったはずなのに、ヒロさんから頂いた答えは今でもしっかり覚えています。
 例えばクレジットカードだと滞納があると作れないから今までの自分の過去を見られるのが信用。過去は関係なく、今その人を見て信じるというものが信頼、という話をしていただいて。

この2つが特に印象に残っています。

ビジネスの世界で活躍する覚悟、ブレずに。


――――― 仕事をする上で意識してることを教えてください!

肝付:入社して1か月が経ち、大学へのあいさつ回りを行う「広報、PR」を担当しています!
初めての業務は、母校の山梨学院大学に挨拶に行かせてもらい、緊張で全然話すことができませんでした笑

 体育会学生といえども、大学卒業後もスポーツを続けることを志望する子もいればそうでない子もいます。自分がサッカーをしていたから、サッカー選手志望の子に偏るとかではなく、そこはフラットに見て、サポートしていきたいなと思っています。また、 近すぎず、遠すぎず距離感を大事にしたいと思います。

 他にもマインド的な面で言うと、ビジネスの世界で活躍するって決めてサッカー選手を引退をしたので、その覚悟を振り返りながら、ブレないで頑張りたいと思っています。

――――― 入社前と入社後とで、ギャップはありましたか?

肝付:学生時代に感じていた「明るくて仕事に対して前向きな姿勢である」という印象のMaenomeryとのギャップはあまりないと思います。

 一方で、企業様や学生ではなく、社員同士も同じ気持ちで接してるところは、やはり入ってみないと分からなかったところです。
そこはまた1つ新しい発見だと思いました。

 サッカーと仕事となると、仕事内容はもう大きく違うので、やっぱりそこが1番のギャップですけど、やるべきことっていうのは変わらないとは思います。
例えば、満員電車に乗ってくることも全然抵抗ないですし、
サッカー選手の練習は2時間しかいない一方で、フルタイムで働いていてもあっという間に感じます。

 環境がガラッと変わって、どうなるのかなと自分でも思っていましたが、知らないことすら楽しいですし、できない自分も好きだなと感じています。できないことが当たり前だという点が分かっていたからこそ、それに対して考えてる自分も好きだし、 新しいことにチャレンジしてる自分も好きなんで。毎日楽しく仕事をさせてもらってます!

新入社員から見たMaenomeryの文化


――――― Maenomeryに入社してよかったと思うことはなんですか?

肝付:人としてサッカーとは違うところでいろんな吸収があるという点が、やはり環境を変えてよかったなと思っていることです。
また、わからないことに対して聞いたら教えてくださる環境がMaenomeryにははあります。
自分でわからないことに対して解決していくっていう1つの手段と、わかんなかった時に聞きに行ける環境があるっていうのは、自分からしたらありがたい環境だなというのは、すごく感じます。

――――― 社員から見て、Maenomeryの魅力とは何だと思いますか?

肝付:企業様に対しても、学生に対しても、求職者の方に対しても、社内同士でも相手のことを大事にしていることです。

例えば、1人の求職者の方が内定をいただくためには、キャリアアドバイザーの方が面談を行ったり、選考対策をするといった”表”のお仕事がある一方で、その”裏”でもうまくいくために、その求職者の方のこれからを考えて企業数を増やしたり、求人を整理したりと、見えない部分も大事にしているというところはMaenomeryの魅力なのかなって思います。

求職者さまや求人企業さまから見えるところでMission・Vision・Valueに書いてあることを意識するだけでなく、人事や経理などの表には見えにくい仕事でもこれに沿った行動ができているというのは1つの魅力だし、全員が意識できてるってすごいことだなって感じます。
相手を思う気持ちを全員が持っていることが強みだと思います。

インタビューを受けた際の肝付さん(写真:左)と社員の渡辺さん(写真:右)
写真:©WE Love 女子サッカーマガジン

女子スポーツ界に新しい風を


――――― 今後の目標を教えてください!

肝付:「女子サッカー」「女子アスリート」に対する考え方を一気に変えていきたいと考えています。自分が実際に最前線でプロとしてやってたからこそ、できることでもあると思います。
男性女性とか関係なく、1日でも長く選手生活を継続をしてほしいって思うからこそ、その後の環境を自分がしっかり整えていきたいです。

――――― 最後に、就活生や求職者の方に向けて伝えたいことをお願いします。

肝付:人生1回しかない中で、自分の人生って人に左右されるものじゃなくて自分で決めるものだと思っています。
自分が納得するとか、自分がどうしたらなりたい自分になれるのか、近づけるのかとか、 自分と向き合う時間を大事にしてもらいたいと思います。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は、プロサッカー選手を経験し、Maenomeryでは会社の顔となる「広報、PR」を勤める肘付さんにお話を伺いました。

「楽しく仕事をして、ビジネスの世界でも成功したい」
向上心が高く、選手生活が終わってもまた新しい自分に出会えることにワクワクしながら仕事と向き合っていることが伝わってきました。

自身のスポーツ経験を活かし、Maenomeryのみならず、女子スポーツ業界に新しい風を吹かせてくれるでしょう!

Maenomeryでは新卒、中途ともに採用を強化しております。
スポーツ経験のない方も選考を受け付けております。
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